2013版サンチェス・カサルテニスアカデミーの練習徹底検証!!Part1!最も基本的なフォアハンドドリル!これが本当に大切!!


手出しによる基本中の基本!

噂では聞いていたのですが、10年前よりも手出しが増えています。もちろん、ベーシックなスペインドリルは健在ですが、それよりもさらにベーシックなんじゃないの?って言いたくなるような地味な練習をビギナーからトップ選手までが黙々と行っていました。それをみっちりやった後に、スペインドリルをやるという感じ。今回は、その手出し(のようなラケット出しも含めて)を紹介していきます。

まずは、下の動画。この選手。ランキングや年齢は聞けませんでしたが、かなりかなり上手いです。おそらく16歳か17歳。

めちゃくちゃ地味ですよね。とにかくリストワークをしっかりと作る目的です。そして前に入った時は、左足をしっかり止めて身体を開かない。後ろに下がった時は、右足を止めて身体を開かない。なんどもこのブログで紹介してきたスパニッシュ独特の動きです。そしてもう一人。全く同じ練習をしています。この選手は荒削りですが、とにかくフィジカルに恵まれている為、今後かなり強くなっていくと思われます。

この反復練習で、足の使い方とリストワークをしっかりと固めてしまいます。何度もこのブログでは言ってますが、試合中にこのような打ち方をするわけではありません。これは、ひとつの『型』です。野球で言うトスバッティングみたいなもの。実際は、打ちやすいボールがくるわけではないので、試合中にこのようなフォームは打ちません。というか打てません。試合中に動きながら打っても、しっかりとしたボールが打てるような、身体感覚のベースを作るために行っています。10年前もこのような練習はありましたけど、かなりこのような練習に割く時間が増えていました。この練習の後に、またスペインドリルを黙々と続けるといった感じです。スペインテニスも進化を続けています。子供達は、トップ選手達が黙々と、ものすごい球数をこなしているのを見て、基本の基本の大切さを学んでくれたでしょうか。

※2013年12月10日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年4月18日に再度公開しました。

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